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2026.04.07 ( 建築ブログ )

【超重要】予算を決める方法。part.11 【番外編】中東情勢とその影響について

こんにちは!今週も火曜日がやってまいりました。

今回はいつもと趣向を変えて中東情勢とその影響について書いていきますね。

 

みなさん連日連夜中東情勢についてテレビやネットなどでご覧になられていると思いますが、生活への打撃は実感されておりますでしょうか?

こんな中で?と思われるかもしれませんが現在の住宅業界についてお伝えしていきます。

2026年4月までに住宅を建てられた方は安堵、これからの方はより残酷な状況をお伝えする必要がありそうです。

 

2026年2月28日より始まったイラン戦争は現在1カ月以上続いており、ホルムズ海峡の閉鎖において資源国以外の北欧、アジア圏全域に多大な経済的損失を引き起こしております。

その中でも住宅業界に直接のダメージとして来ているのは輸送にかかる燃料費と、プラスチック製品等に使われているナフサの高騰にあります。

※ナフサとは精製前の油

精製すると下図のように気体分子に分けられます。

このエチレンやプロピレンなどがプラスチックの素材になるわけですね。

というように、石油、ナフサは普段の生活でもよく使う生活するうえで必要不可欠なものなのです。

 

そんな生活に必要なナフサですが、建築業界の中だと断熱材に多く利用されています。

代表的なのがネオマフォーム等ですね。

政府が推進している高性能な住宅では必要不可欠な断熱材ですがこれが4月1日から40%単価アップという報告をいただいています。

交渉の余地なしです。納期も不明だそうです。

中東情勢悪化に伴う「ネオマフォーム」「ネオマゼウス」および関連製品への影響について

はっきり言ってかなりやばい事態です。弊社でもあまり多くは無いですが少量でも使っているのでかなりの事態ですね。

建築をされる方は今までとは一線を画すほど価格が上昇すると思ってください。

中東戦争が終結すれば、多少は現在の価格に近くなる可能性がありますが、、、お米を思い出してください。最高値5キロ4300円が現在お米がこれだけ余っているというニュースが出ても5キロ4000円です。 断熱材も同じようなものだと思ってください。今の単価には決して戻りません。

脅しているように聞こえる方もいるでしょう。脅しているので正しい感覚です。ですがこれが現実です。

ガラス繊維断熱材のグラスウールも制作の段階で莫大なエネルギー(石油)と樹脂の接着材を使うので同じように上昇します。

中東情勢緊迫化に伴う製品の供給および受注対応についてのお願い

ウレタン吹付原材料のイソシアネートやポリオールはナフサ原料ですのでこれも同じですね。

断熱材のほぼすべてが全滅です。

ですが、まだ逃げ道が完全に無いわけではないです。

まだ、直接の被害を受けていないのはリサイクル業界です。

おススメなのはこのパーフェクトバリアというポリエステル繊維です。原材料はペットボトルなのでこれもナフサ由来の物です

ですがこれは毎日大量に廃棄されているゴミをリサイクルし、製造しているので原価が非常に抑えられています。

弊社の建物ではこのパーフェクトバリアをメインに使っていますが、長野県独自に要求される高性能な断熱性能も楽々取れてしまえるほど高性能です。

ですがこの素材もゆくゆくは価格上昇のあおりを受けていかざるを得ないものになりますので早め早めのご決断を行っていって下さい。この難局を一緒に乗り越えていきましょう!

今回は一番住宅価格に直結する断熱材メインでお話しさせていただきましたが、住宅資材にはたくさんのプラスチック資材、輸送料がかかっています。それらすべてもそろって値上がりしていることはぜひご理解いただきながら住宅建築を進めていただくとよろしいと思います。

 

前回の記事はこちら

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