おはようございます。ナカダです。
長野市の新築現場へ納入する、ヒノキの大黒柱の加工を行いました。
担当は経験豊富なイマイ企画の自社大工、H.Kさんです。
通常はすべてプレカット工場で加工された材を使いますが、今回は難しい加工のため大工が手作業で行います。
柱の下端部には土台に差し込む凸状の仕口、中間部には梁を受けるほぞという溝を3箇所切って、最上部には登り梁を受けるための加工をしていきます。書いていてもよく分からなくなるややこしさ💦
上の写真は、最上部の登り梁を受けるための仕口を加工している所。大きくスライド丸鋸で切り込みを入れてから、最後は鋸で切り落とします。
こちらは中間部の梁を受けるほぞの加工。ドリルで掘る深さまで穴を掘ってから、のみで丁寧に仕上げていきます。
こちらで仕上がりです。
今回加工した大黒柱の仕口は、お家が仕上がってしまえば見えなくなる部分になりますが、構造材を繋ぐためのとても重要な部分になります。まさに、大工さんの経験と腕の見せ所です。
プレカットなら圧倒的に時短、機械なので正確性もありますが、こういった大工さんの技術を生かせる場所はこれからも残していかなければいけないと思いました。
今週末の上棟、晴れてほしいですね!