第9回:無垢床 VS シートフローリング、決着をつけるなら「無垢」一択の理由その2
はい、今週もやってまいりました筆者です! 前回は無垢材のデメリットに対するアンサーをお届けしましたが、今回は視点を変えて、「シートフローリング(合板フローリング)の意外なデメリット」を深掘りしていこうと思います。
今はまだ寒さが残る時期ですが、みなさん、あえて少し先の「夏」を想像してみてください。 窓から入り込む風でチリンと鳴る風鈴の音。扇風機に向かって「あー」と声を出し、変声を楽しむわが子。……そして、足元の「あのペタペタ」する不快感。
思い浮かべただけで少し嫌な気分になりませんか?
その「ペタペタ」、実は健康の敵かもしれません
あのペタペタの正体、ご存じ「結露」です。 一般的なシート材は、湿気を吸収する機能がありません。そのため、汗ばむ季節や湿度の高い梅雨どきには表面が常に湿っぽく、ペタペタとまとわりつくのです。
このペタペタした床には、厄介なことに髪の毛やホコリが強く吸着してしまいます。掃除機をかけてもなかなかスッキリきれいにならない……そんな経験、ありませんか?
実は、この環境は**カビやダニにとっては格好の「苗床」**になってしまうのです。
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シート材に結露が発生(高温・多湿=カビの繁殖適温!)
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湿った床にホコリが溜まり、カビが繁殖
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カビを餌にしてダニが大量発生
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ダニの死骸やフンが床に蓄積
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冬場、乾燥した空気とともにそれらが舞い上がり、私たちが吸い込んでしまう……
お子様がぜんそくやアトピーで悩まれるケースがありますが、これは単なる体質だけが理由でしょうか? 実は、床に近い位置で生活し、舞い上がったホコリやダニのフンを吸い込みやすいのは、大人よりも身長の低いお子様なのです。
「ハッ」とされた方、ぜひ覚えておいてください。お子様の健康を一番に考えるのであれば、床の「調湿対策」は不可欠です。
「無垢の床」が叶える、天然の自動調節機能
私たちが対策として強くおすすめしているのが「無垢の床」です。 無垢材には木が呼吸する力があるため、湿気を適度に吸収・放出し、ホコリやカビの繁殖を抑えてくれます。
また、こちらのサーモグラフ画像をご覧ください。

[画像:無垢床の方が足元の熱が逃げず、温かさが維持されている様子]
一目瞭然ですよね。無垢床は断熱性が高く、体温を奪わないため、冬場は驚くほど暖かいのです。まるで床暖房のような温もりがありながら、実はそれ以上のメリットがあります。それは「湿度の自動調節」です。
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夏場: 湿気を吸収することで、足元のベタつきを抑え、サラッと快適に。
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冬場: 乾燥しているときは木が蓄えていた湿気を放出し、部屋の湿度を補う。
もちろん、電気代は一切かかりません。どれだけ使っても固定資産税も上がりません。 「ただの床材」でありながら、これほどまでに住環境を整えてくれる素材は他にないのです。
筆者の結論:無垢材は「未来への投資」
大理石などの冷たい質感を求めている方以外、住まいの心地よさと家族の健康を最優先にするなら、やはり「無垢材」という選択肢は最強ではないでしょうか。
「なぜ家を建てるのか?」「誰のために建てるのか?」 そう考えたとき、筆者はどうしても無垢材一択になってしまうのです。
前回の内容はこちら
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