【インフレ】って悪者?
― 実は“資産を持つ人が得をする時代”の話 ―
待ちに待っていただいたシリーズ Part.2
今回のお題は 「インフレ」 です。
米が上がる。
ガソリンが上がる。
家の価格も上がる。
毎年のように物価が上がり、お財布を圧迫する――
それがインフレ。
多くの人にとって、インフレは
「生活を苦しくする嫌な存在」 に見えます。
ですが実は、
インフレには はっきりしたメリット もあります。
インフレとは何か?
インフレとは簡単に言えば、
お金の価値が年々うすまっていくこと
です。
たとえば
今の1万円の価値が、10年後には約8,000円分になる。
同じ物を買うのに、より多くのお金が必要になる。
これがインフレです。
インフレで得をする人
この仕組みを考えると、
インフレで得をする人がはっきり見えてきます。
① 借金をしている人
住宅ローンのような「額が固定された借金」は、
インフレが進むほど実質的に軽くなります。
今の10万円の返済は、
10年後には「いまの8万円くらいの感覚」になる。
借金の金額は変わらないのに、
お金の価値だけが下がるからです。
② 住宅や不動産を持っている人
いま3,000万円で建てた家が、
15年後には同じ内容でも5,000万円しないと建てられない。
これは「家の価値が上がった」のではなく、
お金の価値が下がっただけ。
でも結果として、
先に買った人のほうが得になります。
一番損をするのは「現金だけの人」
一方で、タンス預金や預金口座に現金を置いているだけの人は、
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金額は減らない
-
でも価値は減る
という状態になります。
10年後に100万円あっても、
いまの80万円くらいの価値しかない。
何もしていないのに、
インフレによって資産が削られていくのです。
それでも生活が苦しい理由
ここで、日本特有の大きな問題があります。
それは
**「物価は上がるのに、給料が上がらない」**こと。
本来インフレでは、
物価↑ → 企業売上↑ → 給料↑
となるはずですが、日本では
物価↑ → 給料ほぼ据え置き
という状態が続いています。
理由は、日本社会が長年
**「デフレ脳」**で生きてきたから。
-
値上げするとお客が逃げる
-
人件費はコスト
この考え方が強すぎて、
給料を上げる仕組みが弱いまま来てしまったのです。
だから今、
給料が変わらない = 実質的に毎年減っている
という状態が起きています。
日本は“異常なほど”耐えてきた
海外ではインフレと賃上げがセットで進んできました。
でも日本は30年近く、
-
物価を抑え
-
給料を上げず
-
何とか耐え続けてきた
これは世界的に見ても異例です。
そして今、その歪みが一気に出始めています。
日本もいよいよ「普通のインフレ国家」へ戻りつつあります。
インフレ時代の対策
では、この時代に個人ができることは何か。
答えはシンプルです。
① 現金を持ちすぎない
生活防衛資金を残し、
余剰資金はインフレに強い資産へ。
② 株や不動産を持つ
企業の利益や家賃は、
物価とともに上がる。
③ 将来必ず必要なものは早めに買う
住宅、設備、車など、
**「いずれ買うもの」**は、
お金の価値が高いうちに。
借金は「悪」ではない
大きな借金に不安を感じるのは当然です。
でもインフレ時代においては、
低金利の借金は、
人生を助けてくれるツール
になります。
今買わなければ、
数年後にはもっと高い金額で同じものを買うことになる。
「借金が怖いから」と何もしないことの方が、
長期的にはリスクになる時代に入っています。
インフレは敵ではありません。
何を持っているかで、味方にもなる。
この構造を知っているかどうかで、
10年後の差は大きく開きます
アイキャッチ画像の物は個人的なバイブルで名著だと思ってます。ぜひ皆様ご一読くださいませ~

